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「ハラル」認証マークの画像

20152/19

みんなで学びたい”ハラル”のこと

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みなさん、このマークの意味はご存知ですか?
これは、イスラム教徒(ムスリム)のための「ハラル」認証を示すマークです。
「ムスリム」や「イスラム教」という言葉は、日常の中で頻繁に目にしますが、わたしたちはイスラム教徒の”食”についてどれほど知っているでしょう?
今回は、イスラム教徒の食にとって大切な意味を持つ「ハラル認証」と、私たちの生活の関係についてのお話です。

 

身近になりつつあるイスラム教徒の人々

そもそも、世界にはどのくらいの数のイスラム教徒がいると思いますか?
Pew Research Centerが行った調査では、2010年の時点でなんと16億人!
これは世界の人口の約4分の1にあたります。
イスラム教の印象が強い中東だけでなく、中央アジア、そしてマレーシア、そしてインドネシアのように東南アジアにも、イスラム教徒が人口の大部分を占める国がいくつもあります。

また同調査によると、2030年にはイスラム教徒の数は22億人と、今後さらに人口を増やしていくことが予想されています。

【参考:「The Future of the Global Muslim Population」Pew Research Center

また日本でも、ビザの緩和や2020年の東京オリンピックも相まって、日本を訪れるイスラム教徒の数も増えていくことが予想されます。
あまりイスラム教になじみがなかった方も、今後イスラム教徒の人々と接する機会は増えてくることでしょう。

 

「ハラル」って何?

そこでぜひ、というかかならず知っておいてほしいのが、「ハラル」。
ハラルとは、イスラム法に則った健全な商品や活動のことです。
イスラム教の聖典であるコーランでは、ハラルの食品のみを口にすることを神の教えとしています。

そのため、「食べ物がハラルか、ハラルでないか」はとても大切。
例えば、具体的に食べられないものとしては、豚。
また、イスラムの教えにのっとって処理されていない動物や、そのエキスを使っている場合なども、食べることはできません。

【参考:NPO法人日本ハラール協会  】

イスラム教徒の多い国では、食品やレストランのメニューはもちろん、病院などでもハラルに対応していることはとても重要なことなのです。

 

日本でも「ハラル」への対応が始まっている

今年の12月には、東京の錦糸町に「東京穆斯林飯店 (トーキョームスリムハンテン)」という、日本初のハラルに対応した中華料理店もオープンしています。

中国はイスラム教徒の多い中央アジアにも近いこともあり、ハラルに対応した中華料理店は、イスラム教の国では時折見かけます。
そんな「イスラム教徒も足を運べる中華料理店」が、やっと日本にもやってきたようです。

また、なんと昨年12月、ハラルに対応した「カラオケ店」も東京の四谷三丁目にオープン。
これで、イスラム教徒の友達と遊びに行くときにも困りませんね!

【参考:「日本初!ハラル対応カラオケが四谷三丁目にオープン!」カラオケ本舗 まねきねこ

 

日本ではハラル認証はメジャーではない

滞在中のマレーシアで、冷蔵庫のものを出してみました。食パン、塩、コーラ、缶詰。どれもハラル認証マークがついています。
滞在中のマレーシアで、冷蔵庫のものを出してみました。食パン、塩、コーラ、缶詰。

イスラム教徒の多い国では、ハラルマークがついていないもののほうがスーパーでは珍しいです。
また、ハラルではないものについては、特別なコーナーが設けられています。

しかし、日本では、まだまだハラルが認証されている食品はメジャーとは言えません。

普段わたしたちは、出された料理になにが入っているかをあまり意識せず、口に運んではいないでしょうか。
しかしその料理に、あなたの絶対食べたくないものが入っていたとしたら?
ハラル認証が広まっていない場所では、イスラム教徒の人々は「この料理になにが入っているのか」という不安をいつも持たざるを得ないのかもしれません。

「何を口にするのか」を意識させられるのがハラル認証です。
もし、このマークを見かけたら、そんなことをちょっと意識してみてはいかがでしょうか?

kitou
※この記事は個人の見解であり、所属する企業や団体の公式見解ではありません。

【食べる政治第8号】
水産資源+サメの粕漬け

ハラル号アイ・キャッチ about_taberuseiji
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