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【イベントレポ】美味しく楽しくお勉強!全調協食育フェスタ

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2月24,25日開かれた、第5回全調協食育フェスタに参加をしてきました。
全国の調理師学校の集まる団体が開く、健やかで豊かな食生活を応援するイベントです。

会場内には、食育・健康に関する講演会や、食育を推進する企業・団体による展示といった見て聞いて学ぶブースから、実際に地域の物産を味わって学ぶブースまでありました。

昨年には、和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、食への関心が高まっています。
会場では、食に関わる仕事に就く人から、グルメな人や食育に関心のある人まで老若男女でにぎわっていました。

 

魚に参ると書いて…

訪れた25日にとりわけにぎわっていたのは、さかなクンの講演会のブースです。
用意したイスに座りきれないほどの人が押しかけ、急遽立ち見になってしまうほどでした。

ギョギョギョっと現れたさかなクンは、「旬のおさかなを食べよう」というテーマで講演を行いました。
あまり意識をしていないかもしれませんが、野菜にも魚にも旬があります。旬の時期には、食物がおいしく沢山取れてなおかつ安く、いいとこずくめだそうです。

ここで問題です。
さかなクンが絵を書いて説明してくれた、「アジ(鯵)」の旬はいつでしょうか?

アジの漢字に使われている「参」には2つの意味があります。
1つは、美味しくて参った!という意味。
もう1つは、「参」が3の大字だということです。

鯵は、3月から脂がのり始めて、夏に美味しく旬を迎える魚だと学びました。
さかなクンの知識にはもう参った!

 

レモンといえば××県? ××入りマカロン??

Shoku-iku茶屋と称して、調理専門学校による模擬店ブースもありました。
普段はあまり馴染みがない調理専門学校ですが、食材へのこだわりから地産地消の取り組みまで、学生が熱心に説明してくれました。

東北から九州まで全国から調理学校が集まっています。
店頭に並んでいるのは、どれも美味しそうなものばかり。
今回は、2つの専門学校を紹介したいと思います。

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「汁なし坦々麺まん」「レモンのあっさりまん」といった目を引く言葉が並んでいたのは、広島酔人調理製菓専門学校です。
さっそく「広島菜とレモンのあっさりまん」をいただきました。

まんをぱかっと開けると、ぽわっとレモンの香りが広がってくる一品でした。
あまり知られていませんが、広島県はレモンの生産量が日本一です。
国内で流通するレモンのうち、国産は9パーセントしかありません。広島県は、国産レモンのほぼ半分を生産しています。

他にもレモンが入っているりんごジャムを用意しており、レモンという広島の新たな魅力に触れることができました。

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「まめぶ汁ありますよ~」の声に、疑問符を抱えながら足を止めたのは、北日本ハイテクニカルクッキングカレッジのブースです。

餅のようなものが、野菜たっぷりのすまし汁の中に浮かんでいます。
口に入れてみると、甘くて美味しい!けれど、何かよくわかりません。
質問をしたところ、クルミと黒砂糖の入った団子がまめぶでした。

まめぶ汁は、岩手県久慈地区の郷土料理です。
「おかずかおやつかわからない微妙な食べ物」として「あまちゃん」で話題になりました。

その他、三陸野田産の「のだ塩」や味噌を使ったマカロンも用意していました。
(表面は緑色でしたが、)味噌の甘味を感じる暖かいお茶に合いそうな美味しいマカロンでした。

 

東京の真ん中で、全国物産食べ歩き

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地方自治体が出店をしている物産ブースもありました。
茨城県筑西市の玉ねぎスープや、笠間市の栗、大分県のしいたけなどを食べ歩きしました。

1つ気になったところがありました。
農業のイメージのあまりない大阪府のブースで、並んでいたのは彩誉(あやほまれ)というニンジン。
「大阪って、ニンジン作ってるんですか?」と恐る恐る聞くと、最近ブランド化を進めて岸和田市で作っている品種だそう。

勧められるがままに、その場で作った100%ニンジンジュースを頂きました。
匂いは畑や大地の香りですが、口に入れるととてもナチュラルな甘味でした。
“衝撃のにんじん”と呼ばれるのもうなづけます。

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そして、このイベントの目玉でもある、日本列島お雑煮あれこれのコーナーです。
46都道府県のお雑煮の内容を紹介し、6ヶ所のお雑煮を実食することができます。
すまし汁か味噌の汁か、丸餅か角餅かといった違いがあるのは、よく知られています。

今回、各地のお雑煮紹介のパネルを見て、使われる具材に、地域の特色が強く出ているのを見て学びました。

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一番食べたいと思ったのは、仙台雑煮です。
だしには、はぜが使われ、具材にはイクラやカキ、カステラかまぼこなどが盛り沢山の一品です。

会場で実際にありつくことができたのは、関東風雑煮、石川の加賀雑煮、三陸地方のほや雑煮でした。
クセの強いイメージがあったホヤも、お雑煮で美味しくいただきました。

 

大人こそ知ってほしい食育

最後に、食育に関する企業の取り組みを紹介します。

日本は、食育に関する法律がある唯一の国で、企業も力を入れています。
和食のユネスコ文化遺産登録を機に、自分たちの食べている物を知るという食育に、注目が集まっています。

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株式会社にんべんは、老舗の鰹節会社。
年間で100件以上の食育についての出張授業を小学校等で行っています。

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写真にあるような、部位の分かれる鰹のぬいぐるみを使って、子供たちは魚の部位や鰹節ができるまでを学びます。
4本に切り分けられたカツオの身は、煮たり乾かしたりカビをつけられたりします。
5ヶ月ほどの時間を経て、鰹節ができあがります。
私も鰹節ができるまでのプロセスは、詳しく知りませんでした。

にんべんの担当者は、「だしは日本の誇る伝統文化。化学調味料を使うのを否定はしないが、だしの味を知ってから、ライフスタイルに合わせて化学調味料を使ってほしい」と大人に要望しています。

 

食育は子どもだけのものではない

子供達が学校で食について学んでも、親が無関心では効果が薄れます。
大人世代が、日頃から口にしているものへの関心を高める必要性を感じました。

こだわり抜かれた食べ物の美味しさは、実際に食べてみないとわかりません。
食べる政治の紹介する、食に関するイベントや映画を機会に、自分の食べている物についてもう一度目を向けてみてはいかがでしょうか。

nakashima

【食べる政治第8号】
水産資源+サメの粕漬け

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