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201411/11

丼1杯で世界をトリコに…日本がしかける“RAMEN”ブーム!

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ユネスコの無形文化遺産として「和食」が登録されるなど、海外での認知度も上がってきている日本の食文化。
日本食といえば、お寿司やお刺身、天ぷらなどを思い浮かべる人も多いのでは?
実は、外国人に人気であることが意外と知られていないのが「ラーメン」。
日本人にとって親しみ深い国民食が今、海外でも注目され始めているんです!

2013年2月の時点で、海外で出店されるラーメン店の数は1,000店舗を超えたと言われています。
現在もなお、欧米やアジアを中心にラーメン店は増え続けています。
参考:「ラーメンは国民食から世界食へ」新横浜ラーメン博物館

その成功例のひとつが、株式会社アブ・アウトが手がけるラーメンブランド「山頭火」。
アメリカに10店舗を構えて、海外全体では2014年現在で29店舗を展開中です。
しかし、「ラーメン店の海外出店は障害が多い」と言われ、ほかのメジャー店はあまり参入していないのが現状。
なぜ、そんな中で「山頭火」は積極的に海外展開をしかけられているのでしょうか?

 

コスト減とローカライズ…企業努力で成功させた海外展開

「山頭火」が海外で成功しているポイントは2つあります。
1つは「食材を空輸せず、現地入手・生産していること」。
一般的に、日本食に使われる材料は海外で手に入りづらい。
それを日本から空輸するとコストが高くなってしまうため、海外出店のハードルは高いとされてきました。
アブ・アウトでは、海外店の運営を現地の法人に統括させ、食材は一部の調味料を除き現地で仕入れています。
手に入りにくいものに関しては、現地で提携している工場で製造させることでコスト削減。
もちろん品質管理にはこだわり、日本と同等の品質を確保できるよう務めているそうです。

もう1つは「メニューのローカライズをしていること」。
出店先の国の人にも興味を持ってもらえるように、メニューを進出先の消費者の好みに合わせてアレンジ。
メインのメニューでアレンジしにくければ、揚げ物や定食などラーメン以外のサイドメニューを現地の食文化を考慮して充実させています。

「山頭火」の海外店の客単価は平均1,200~1,300円。日本国内の店舗の客単価は900円前後とのこと。
「“日本食”としてラーメンをブランディングすることに成功した」と明言できるデータですね。
現在の売上高の約6割が海外店の収益という点から見ても、「山頭火」の海外展開が成功していることは、間違いありません。
アブ・アウトは今後、海外事業を経営の主軸にしていく方針を打ち出しています。
参考:「「らーめん山頭火」海外50店体制へ アジア軸に3年後メド」日本経済新聞 電子版

しかし、海外出店する際の問題は、ほかにもたくさんあります。
例えば、宗教問題。
イスラム教は豚肉を食べることを禁じているため、イスラム圏の国ではスープや具材に豚肉を使わないように注意しなければいけません。鶏のスープでラーメンを作るなどの工夫が必要です。
また、ヨーロッパの国の多くでは水質の違いから、日本と同じ製麺方法で麺を作ることができないそうです。
こうした課題と向き合い、解決しながら「ラーメン」を世界に提供しようと奮闘する人々がいるんですね。
そう思うと、身近なラーメンがなんだかちょっとスゴい食べ物に思えてきませんか?(笑)

 

待ってろヨーロッパ! 新横浜のランドマーク「ラー博」が世界進出!!

ここまでは「ラーメンの海外進出」の事例をお店単位で紹介しましたが、現在もっと大きな規模のプロジェクトが進行中なんです…!

今年で開館20年目となる、全国各地のラーメンが食べられるフードテーマパーク『新横浜ラーメン博物館』。
節目の年を迎えた通称「ラー博」が、当初から使命として掲げていた「日本の食文化としてのラーメンを世界に広げる」ためのプロジェクトの一環として、ヨーロッパに「ラーメン博物館」を開設することを発表しました!
遅くとも2024年までにはオープンさせるとのこと。これは楽しみですね…!
参考:「ラーメン博物館、欧州へ進出 日本で誕生した「RAMEN」が世界を席巻する!」J-CAST ニュース

日本が誇る食文化、ラーメン。
私たちにとってとても身近な食べ物が世界で愛されるなんて、なんだかうれしいですね。
今後も動向を見守っていきたいです!

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※この記事は個人の見解であり、所属する企業や団体の公式見解ではありません

【食べる政治第8号】
水産資源+サメの粕漬け

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