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20151/27

実は日本食? 最初に作ったのは縄文人!? あなたの知らないハンバーグの素顔

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国民三大好物の1つ、ハンバーグ。
皆さんはハンバーグに対してどんな印象を持っているでしょうか。
「家でも外でも食べることができる代表的な“洋食”」だと思っている方、きっと多いかと思います。
このハンバーグ、実は“日本食”ってご存知でしたか?

「そんなバカな」
「洋食がなんで日本食なんだよ」
と思っているそこのアナタ!

これはウソでも冗談でもなく、ホントの話なのです!
「ハンバーグが日本食である理由」を、(実は)ハンバーグ協会事務局長の私が、いくつかのエピソードを基にひもといていきたいと思います。

 

「ハンバーグ」という料理名は日本にしかない!

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ドイツのハンブルグ地方の労働者階級の人たちが好んで食べたことから「ハンバーグ」という名前がついたというのは有名な話です。
しかし、ドイツで「ハンバーグください」と言っても、皆さんの想像するハンバーグは出てきません。
というか、通じません。(笑)

ドイツでは「フリカデレ」という言葉が、ハンバーグに相当します。
ただ、「フリカデレ」は「挽肉料理」のこと総称しているので、厳密に言えば日本の「ハンバーグ」とは違います。
そして、これはドイツに限った話ではありません。
イタリアでは「ポルペッティ」、フランスなら「ステックアッシュ」、トルコなら「キョフテ」…これらもすべて挽肉料理の総称です。
形も国によって様々ですが、「挽肉を叩いて成型したステーキ」のようなものであったり、「ミートボールに近いような形をしているもの」であったり…。

そう、私たちが普段よく目にしている、「ふっくらしていて肉汁あふれるジューシーなハンバーグ」は、実は日本にしか存在しないのです!
(参考:「料理男子Vol.3」2012年1月14日発行 プレジデント社)

 

“合挽き肉”という概念は、日本が発祥だった!!

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では、ふっくらジューシーなハンバーグはなぜ日本にしか存在しないのでしょうか?
もちろん、それにも理由があります。

ハンバーグと言えば、牛肉と豚肉の合挽き肉を使用するのが一般的ですよね。
この「合挽き」というという概念が、実は日本独自の文化だったのです。
合挽き肉が一般家庭に定着したのは、1960年代の高度経済成長期までさかのぼります。

【当時、栄養価の高い畜肉は非常に高価であったが、合挽肉は畜肉よりも比較的安価、かつ、直肉と同じように、食卓に豪華な印象を与えるということで、同年代以降の主婦が好んで夕食に取り入れるようになったのがきっかけでした。このような背景がもととなり、調理済みであとは焼くだけの状態のモノが販売されるようになり、全国に「ハンバーグ」という食べ物の名前が知れ渡りました。】

(引用:「ハンバーグの歴史」日本ハンバーグ協会

安価な合挽き肉が家庭に出回ったおかげで、日本に“ハンバーグ文化”が定着したんです!

 

ハンバーグの産みの親は…日本の縄文人!?

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そして、最も驚くべき事実が…。
ハンバーグの起源には数多くの説がありますが、一説では「日本にあるかもしれない」と言われています。
しかも、その起源というのが…なんと縄文時代!

山形県の押出遺跡から出土された縄文クッキーが、「ドングリやクルミの粉とシカなどの野生の獣肉を混ぜて調理したものだ」と分析した学者が現れたことから「縄文クッキーがハンバーグの起源ではないか」という説が浮上しました。

縄文クッキーは、別名「縄文ハンバーグ」と呼ばれることもあるそうで、形までハンバーグに似ているんだとか…!

もしこの説が本当だったとしたら、ハンバーグは洋食ではなく、立派な日本食であるといえるのではないでしょうか!?
(参考:「縄文ハンバーグを作る」 Life in the wood

 

「ハンバーグが日本食だ」という理屈、ちょっとでも納得して頂けたでしょうか?
いつの日か、「日本の代表的な料理といえば何ですか?」と聞かれたときには…

「そりゃもちろん、ハンバーグだよ! ハンバーグって日本の食べ物なんだよ!!」

…と胸を張って言える日が来るのを、(実は)ハンバーグ協会事務局長である私は、ひしと待ち望んでいます。

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※この記事は個人の見解であり、所属する企業や団体の公式見解ではありません

【食べる政治第8号】
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